キャンプやアウトドアで電化製品を動かせるポータブル電源。
停電などの非常時にも備えて1台は持っておきたい。
とは言ったものの、実際のところどうなのでしょうか。
この記事では私の実体験をもとに「ポータブル電源を買って後悔したこと」と「後悔しないために必要なこと」を解説していくので、ぜひ最後まで読んでください。
大前提:総じて満足はしている
ポータブル電源を買って後悔したことを解説する前の大前提として、私は「総じてポータブル電源を買ったことには満足している」ということを伝えたいです。
その中でも「うわ、これはミスったな…」と思う瞬間があったのも事実。
満足はしているけど一部不満な点もあるというのが正解で、ポータブル電源を買ったことすべてに後悔しているわけではないので、そのつもりで読んでもらえれば幸いです。
ポータブル電源を買って後悔したこと
私が実際にポータブル電源を買って後悔したことは以下の通りです。
- 思っていたより重くてポータブルではない
- 思っていたより大きくて収納に困る
- 動作音がけっこうする
- 製品寿命を考えていなかった
- 処分方法に困る
- 冷静に考えると高い
思っていたより重くてポータブルではない
ポータブル電源を買って後悔したこと1つ目が「思っていたより重かった」こと。
ポータブル電源の「ポータブル」の意味は「持ち運べる」。つまりポータブル電源は持ち運べる電源という名前が付いているわけです。
持ち運べるというと片手で気軽に持てるようなものを想像していましたが、実際のところかなり重いです。
片手で持つこと自体は可能ですが気軽に持ち運べる感じではないです。持ち上げるのにけっこう力がいるし、ポータブル電源を持ったまま長時間歩くのはかなりしんどいですね。
思っていたより大きくて収納に困る
ポータブル電源を買って後悔したこと2つ目が「収納に困る」こと。
ポータブル電源は思っていたより一回りくらい大きかったです。
クローゼットの収納ケースに入れてしまっておこうと思っていたのに、実際に収納しようとしたら入らなくて焦りました。
ちゃんとサイズを確認していなかったのも反省ですが、ポータブル電源のサイズが想像していたよりも大きかったのもあります。
動作音がけっこうする
ポータブル電源を買って後悔したこと3つ目が「動作音がけっこうする」こと。
充電器とかモバイルバッテリーは基本的に無音ですが、ポータブル電源はけっこう音が出て気になります。
この音の正体は「換気ファン」。
ポータブル電源の内部は電池がびっしり入っていて喚起しないと熱がこもってしまうので換気ファンは必須。
つまりポータブル電源の動作音はどうしようもないのです。
製品寿命を考えていなかった
ポータブル電源を買って後悔したこと4つ目が「製品寿命を考えていなかった」こと。
ポータブル電源にはサイクル寿命と呼ばれる製品寿命があります。
買ってから気づきましたが、ポータブル電源には大きく分けてサイクル寿命が~1000サイクルのものと~3000サイクルのものがあります。(詳細に言うとリン酸鉄系のポータブル電源か否かの違いです。)
私が初めて購入したポータブル電源はサイクル寿命が 1000サイクルと短い方でした。
サイクル寿命が1000サイクルか3000サイクルかは天と地ほどの差があるので、買う前にちゃんと確認しておくべきでした。
処分方法に困る
ポータブル電源を買って後悔したこと5つ目が「処分方法に困る」こと。
ポータブル電源は処分方法が難しいです。
まずポータブル電源を不燃ごみや粗大ごみで出すのは事故のもとだから絶対にダメです。市町村によってはポータブル電源は一切回収してくれないところもあります。
またメルカリで売ろうにも禁止されている出品物に「新品や未使用に近い状態ではない、外付け式や着脱式のバッテリー類(モバイルバッテリーなど)」があるため、使用したポータブル電源を出品することは規約違反になります。
結局のところ購入先のメーカーの無料回収サービスを使うのがベストですが、メーカーによっては回収サービスを実施していないところもあるので注意が必要です。
冷静に考えると高い
ポータブル電源を買って後悔したこと6つ目が「冷静に考えると高い」こと。
ポータブル電源は小容量の2万円くらいのものから大容量の20万円くらいのものまであります。
人気の1000Wh前後のポータブル電源は10万円くらいです。
「冷静に考えると高い。」
10万円あればスマホも買えるし、いい旅行にも行けますね。
後悔もあるけど買って良かった最大の理由
ここまでポータブル電源を買って後悔したことを6つ挙げてきました。
「やっぱポータブル電源は必要ない」と思ったかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ポータブル電源を買った後悔もありますが、それ以上に買って良かったと思えることがあります。
その中でも最大にして最強の買って良かった理由が「安心感」に他ならない。
安心感はプライスレス
ここで言う「安心感」とは「ポータブル電源が自宅にあることで災害などの非常時にも電気を確保できるという安心感」のことです。
この安心感こそポータブル電源の真の価値でありプライスレス。
ポータブル電源にはデメリットもありますが、「安心感があるから持っておくに越したことはない」といのが私の結論です。
後悔しないために必要なこと
ポータブル電源を購入するにあたり、少しでも後悔を減らすために必要なことは以下の4点です。
- ポータブル電源は大きくて重いものだと理解する
- 最新の長寿命なポータブル電源を選ぶ
- ちゃんとしたメーカーの公式ストアで買う
- セールを狙ってお得に買う
ポータブル電源は大きくて重いものだと理解する
後悔しないために必要なこと1つ目が「ポータブル電源は大きくて重いものだと理解する」こと。
ポータブル電源のサイズや重さは購入画面だけでは伝わりません。
私のように思っていたより大きくて重いと感じる人が多いと思うので、そういうものだと理解した上で購入するのがいいと思います。
さらに言うと、ポータブル電源の製品サイズと重量は必ずスペックに記載されているので、しっかりと数字を確認した上で購入するのがなお良いです。
最新の長寿命なポータブル電源を選ぶ
後悔しないために必要なこと2つ目が「最新の長寿命なポータブル電源を選ぶ」こと。
ポータブル電源は価格が高いですが長寿命なものを選べば、数年単位で見たときにトータルのコストは安くなるという特徴があります。
だから長寿命のポータブル電源を選ぶべきなのです。
最新のリン酸鉄系のポータブル電源は基本的に3000サイクルの寿命があるので、製品仕様に「リン酸鉄」と書かれているものを選ぶようにしましょう。
ちゃんとしたメーカーの公式ストアで買う
後悔しないために必要なこと3つ目が「ちゃんとしたメーカーの公式ストアで買う」こと。
ちゃんとしたメーカーの公式ストアで購入すれば、数年間の製品保証や、不要となったポータブル電源の無償回収サービスに対応してくれます。
amazonで聞いたことない安いポータブル電源を買うと、製品保証も回収サービスもないので後々後悔することになります…
迷ったらポータブル電源の4大メーカーであるAnker(アンカー)、Ecoflow(エコフロー)、Jackery(ジャクリ)、Bluetti(ブルーティ)を選んでおけば間違いありません。
Anker アンカー ![]() | EcoFlow エコフロー ![]() |
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Jackery ジャクリ ![]() | Bluetti ブルーティ ![]() |
- 故障や不具合などがあったときの製品保証期間が5年もある。
- 使わなくなったポータブル電源の無料回収サービスを実施している。
- 会社が倒産や撤退してアフターサービスがなくなるリスクが低い。
セールを狙ってお得に買う
後悔しないために必要なこと4つ目が「セールを狙ってお得に買う」こと。
ポータブル電源はかなりの頻度でセールが開催されるので、購入するなら絶対セールのタイミングを狙うべきです。
まとめ

この記事では私の実体験をもとにポータブル電源を買って後悔したことと後悔しないために必要なことを解説しました。
まとめると後悔したことは以下の通りです。
- 思っていたより重くてポータブルではない
- 思っていたより大きくて収納に困る
- 動作音がけっこうする
- 製品寿命を考えていなかった
- 処分方法に困る
- 冷静に考えると高い
後悔したことがあるのも事実ですが、「ポータブル電源が自宅にあることで災害などの非常時にも電気を確保できるという安心感」はプライスレスなので、ポータブル電源を持っておくのに越したことはないというのが私の結論です。
またポータブル電源を購入するにあたり、少しでも後悔を減らすために以下の4点はあらかじめ知っておきましょう。
- ポータブル電源は大きくて重いものだと理解する
- 最新の長寿命なポータブル電源を選ぶ
- ちゃんとしたメーカーの公式ストアで買う
- セールを狙ってお得に買う
この記事を参考にしてあなたが後悔しないポータブル電源選びができることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!