Jackery(ジャクリ)から新しい超大容量ポータブル電源3600 Plusが発売されました。この記事では3600 Plusを他の超大容量ポータブル電源と比較していきます。
テイクです。電池の専門家です!
- 国立大学で最先端太陽電池の研究
- 企業でリチウムイオン電池の開発
に携わっていました。
電池のことを熟知しているからこそ、ポータブル電源の特性をどこよりも詳しく解説することを心がけています。
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【要点】3600 Plusの主な特徴
従来製品である5000 Plus、3000 Newと比較することで、3600 Plusの特徴を見ていきます。
3600 Plus・5000 Plus・3000 Newの主な特徴
| 項目 | 3600 Plus![]() ![]() | 5000 Plus![]() ![]() | 3000 New![]() ![]() |
|---|---|---|---|
| 容量 | 3584Wh | 5040Wh | 3072Wh |
| 定格出力/最大出力 | 3000W/6000W | 6000W/12000W | 3000W/6000W |
| サイクル | 70%劣化まで6000回 | 70%劣化まで4000回 | |
| サイズ | 39cm×31cm×49cm | 42cm×39cm×64cm | 42cm×33cm×31cm |
| 重さ | 35kg | 60kg | 27kg |
| 容量拡張 | 3584Wh~21504Wh | 5040Wh~30240Wh | 非対応 |
| 発売年 | 2026年 | 2025年 | |
3600 Plusは、従来モデルである5000 Plusと3000 Newの中間に位置する、容量3584Whのポータブル電源です。ちょうど両モデルの“いいとこ取り”をしたような立ち位置の製品となっています。
サイクル寿命は最新モデルということもあり、5000 Plusや3000 Newよりも長い「初期容量の70%まで6000回」となっており、長期間使いやすい仕様です。
大型ポータブル電源の弱点は重量ですが、3600 Plusは約35kgに抑えられています。約60kgある5000 Plusと比べると、取り回しのしやすさは大きく改善されています。
さらに、3000 Newでは非対応だった容量拡張にも対応。専用の拡張バッテリー(別売り)を接続することで、最大21504Whまで容量を増やすことが可能です。
【詳しく】3600 PlusとDELTA Pro 3の比較
ここでは3600 PlusとEcoflowから発売されている競合製品DELTA Pro 3を比較します。
見た目の比較




3600 Plusが縦に伸びたようなデザインなのに対して、DELTA Pro 3は奥行きが長い横長の見た目をしているのが特徴です。レイアウトの方向が異なるため、設置スペースの取り方や見た目の印象も少し変わってきます。
なお、どちらのモデルにもキャスターが搭載されているため、本体重量はありますが移動自体は比較的スムーズに行えます。特に大型モデルとしては扱いやすい設計と言えるでしょう。
容量の比較
| 製品 | 3600 Plus![]() ![]() | DELTA Pro 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 3584Wh | 4096Wh |
| 最大容量(拡張後) | 21504Wh | 12288Wh |
3600 Plusの容量は3584Wh、DELTA Pro 3の容量は4096Whとなっており、本体単体の容量だけを見るとDELTA Pro 3の方が大きいです。
一方で、拡張バッテリーを接続した場合の最大容量には大きな違いがあります。3600 Plusは最大21504Whまで拡張できるのに対して、DELTA Pro 3は最大12288Whまでとなっており、最終的な拡張性という点では3600 Plusの方が上です。
| 容量クラス | イメージ |
|---|---|
| 3000Whクラス | 本格的な防災・停電対策として安心感重視。 |
| 2000Whクラス | 防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさも意識。 |
| 1000Whクラス | 防災・停電対策からキャンプ・車中泊でも使用。 |
| 700Whクラス | 最低限の防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさを重視。 |
| 300Whクラス | 1~2人の最低限の防災・停電対策からちょっとしたアウトドア用電源。 |
出力の比較
| 製品 | 3600 Plus![]() ![]() | DELTA Pro 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| 定格出力/最大出力 | 3000W/6000W | 3600W/7200W |
3600 Plusの定格出力は3000W、DELTA Pro 3の定格出力は3600Wとなっており、DELTA Pro 3の方が少しだけパワフルなポータブル電源になっていますが、どちらも3000Wを超えているので複数の電化製品もガンガン動かすことができるレベルです。
以下に電化製品の消費電力と使用時間と消費容量の関係をまとめたので参考にしてください。
| 電化製品 | 消費電力 | 使用時間 | 消費容量 |
|---|---|---|---|
| 通年使用する電化製品 | |||
| LED照明 | 10W | 12時間 | 120Wh |
| 冷蔵庫 | 50W | 24時間 | 1200Wh |
| 電子レンジ | 950W | 2分 | 32Wh |
| 電気ケトル | 1200W | 2分 | 40Wh |
| 洗濯機 | 650W | 30分 | 325Wh |
| スマホの充電 | 15W | 1時間 | 15Wh |
| 夏場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(冷房) | 580W | 12時間 | 6960Wh |
| 扇風機 | 30W | 12時間 | 360Wh |
| 冬場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(暖房) | 660W | 12時間 | 7920Wh |
| こたつ | 200W | 12時間 | 2400Wh |
| 電気毛布 | 50W | 12時間 | 600Wh |
サイズ・重さの比較
| 製品 | 3600 Plus![]() ![]() | DELTA Pro 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| サイズ | 39cm×31cm×49cm (61Wh/L) | 69cm×34cm×41cm (42Wh/L) |
| 重さ | 35kg (102Wh/kg) | 51.5kg (80Wh/kg) |
3600 Plusの方がDELTA Pro 3よりサイズや重さあたりの容量効率が高いです。
サイクル数(寿命)の比較
| 製品 | 3600 Plus![]() ![]() | DELTA Pro 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| サイクル | 70%劣化まで6000回 | 80%劣化まで4000回 |
3600 Plusのサイクル数は「70%劣化まで6000回」、DELTA Pro 3のサイクル数は「80%劣化まで4000回」となっています。
基準となる劣化率が異なりますが、6000回までスペックに記載されている3600 Plusの方が長く使えるポータブル電源と言えます。
出力ポートの比較
| 製品 | 3600 Plus![]() ![]() | DELTA Pro 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| ポート数 | AC×5 USB_C×2 USB-A×2 | AC×6 USB_C×2 USB-A×2 DC5521×1 アンダーソン×1 |
3600 PlusよりDELTA Pro 3の方がポート数は豊富ですが、3600 PlusでもAC出力ポート、USB-Cポート、USB-Aポートといった基本的な出力ポートは備わっているので使い勝手は問題ないです。
【結論】3600 Plusはおすすめか
結論として、3600 Plusは「本格的に防災対策をしたい人」にかなりおすすめできるポータブル電源です。
拡張バッテリーを追加すれば容量を大幅に増やすことができ、数日間電気が止まった場合でも、普段に近い生活を維持できるレベルの電力を確保できます。
もちろん、5000Whを超える大容量モデルの方が総容量だけで見れば上ですが、サイズや重量がかなり大きくなってしまいます。その点、3600 Plusは容量とサイズのバランスが非常に良く、扱いやすい大型モデルだと感じます。
一方で、キャスターは付いているものの、アウトドアに気軽に持ち出すタイプの製品ではありません。キャンプや車中泊などで使うことを想定する場合は、2000Wh以下くらいのポータブル電源の方が扱いやすくおすすめです。
【一緒に】3600 Plus対応の周辺機器
ポータブル電源とセットで購入したい周辺機器を紹介します。
ソーラーパネル
3600 PlusのDC8020ポートを介して、ソーラーパネルから充電することができます。
Jackeryのソーラーパネルの組み合わせと充電時間の目安を表にしました。
ソーラーパネルの組み合わせと充電時間の目安
| ソーラーパネルの組み合わせ | 3600 Plus![]() ![]() |
|---|---|
| SolarSaga 200W VOC=24.8V, ISC=11.2A ![]() ![]() | 約22.4時間 |
| SolarSaga 200W×2 VOC=24.8V, ISC=22.4A ![]() ![]() ![]() ![]() | 約11.2時間 |
| SolarSaga 200W×2×2 VOC=49.6V, ISC=22.4A ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 約5.6時間 |
3枚以上のソーラーパネルを接続する場合SolarSagaアダプターが必要です。
3600 Plus専用拡張バッテリー
3600 Plusの容量をアップする3600 Plus専用拡張バッテリーです。5台まで接続可能で最大21504Whまで容量拡張できます。
3600 Plus専用保護カバー
3600 Plusを雨などの水しぶきやほこりから守る3600 Plus専用保護カバーです。
【データ】3600 Plusのスペック一覧
3600 Plusのスペック一覧は以下の通りです。(参考に5000 Plusと3000 Newのスペックも載せています。)
3600 Plus・5000 Plus・3000 Newのスペック一覧
| 項目 | 3600 Plus![]() ![]() | 5000 Plus![]() ![]() | 3000 New![]() ![]() |
|---|---|---|---|
| 容量 | 3584Wh(80Ah-44.8V) | 5040Wh(45Ah-112V) | 3072Wh(60Ah-51.2V) |
| 定格出力/最大出力 | 3000W/6000W | 6000W/12000W | 3000W/6000W |
| 電池 | リン酸鉄系リチウムイオン電池 | ||
| サイクル | 70%劣化まで6000回 | 70%劣化まで4000回 | |
| サイズ | 39cm×31cm×49cm | 42cm×39cm×64cm | 42cm×33cm×31cm |
| 重さ | 35kg | 60kg | 27kg |
| 充電方法 | AC充電(3時間) ソーラー充電(800W-6.5時間) シガーソケット充電(40時間) | AC充電(4時間) ソーラー充電(1200W-5.5時間) シガーソケット充電(71時間) | AC充電(2.5時間) ソーラー充電(600W-7.5時間) シガーソケット充電(36時間) |
| 出力ポート | AC×4 L5-30R×1 USB-C×2 USB-A×2 シガーソケット×1 | AC×4 L14-30R×1 USB-C×2 USB-A×2 シガーソケット×1 | AC×5 USB-C×2 USB-A×2 シガーソケット×1 |
| 充電温度 | -20℃~45℃ | 0℃~45℃ | |
| 放電温度 | -20℃~45℃ | -15℃~45℃ | |
| 動作音 | 記載なし | ||
| UPS | 10ミリ秒未満で切り替え | 0ミリ秒で切り替え | 20ミリ秒未満で切り替え |
| アプリコントロール | 可能 | ||
| 容量拡張 | 3584Wh~21504Wh | 5040Wh~30240Wh | 非対応 |
| 防塵防水性 | なし | ||
| 製品保証期間 | 最大5年 | ||
| 無料回収サービス | 対応 | ||
| 発売年 | 2026年 | 2025年 | |
まとめ


この記事では、Jackeryから発売された超大容量ポータブル電源3600 Plusを解説しました。
3600 Plusは「本格的に防災対策をしたい人」にかなりおすすめできるポータブル電源です。
3600 Plus・5000 Plus・3000 Newの主な特徴
| 項目 | 3600 Plus![]() ![]() | 5000 Plus![]() ![]() | 3000 New![]() ![]() |
|---|---|---|---|
| 容量 | 3584Wh | 5040Wh | 3072Wh |
| 定格出力/最大出力 | 3000W/6000W | 6000W/12000W | 3000W/6000W |
| サイクル | 70%劣化まで6000回 | 70%劣化まで4000回 | |
| サイズ | 39cm×31cm×49cm | 42cm×39cm×64cm | 42cm×33cm×31cm |
| 重さ | 35kg | 60kg | 27kg |
| 容量拡張 | 3584Wh~21504Wh | 5040Wh~30240Wh | 非対応 |
| 発売年 | 2026年 | 2025年 | |
最後まで読んでいただきありがとうございました!!























