Anker(アンカー) Solix F3000 Portable Power Stationレビュー｜これ1台で全部できる

Anker(アンカー)から欲しかった3000mAhクラスのポータブル電源Solix F3000 Portable Power Station(ソリックス F3000 ポータブルパワーステーション)が発売されました！

この記事ではSolix F3000 Portable Power Stationを他メーカーのポータブル電源と比較しながらスペックをレビューしていきます。

Anker Solix F3000 Portable Power Stationの特徴9選

Solix F3000 Portable Power Stationの特徴は以下の通りです。

容量3072Wh・定格出力3000Wの超大容量ポータブル電源

Solix F3000 Portable Power Stationは容量3072Wh(ワットアワー)、定格出力3000W(ワット)の超大容量ポータブル電源です。

3072Wh・3000Wはポータブル電源としては最高性能になります。これ1台でほとんど全ての電化製品を駆動でき、防災用におすすめです。

安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用

Solix F3000 Portable Power Stationは電池寿命の長さと安全性の高さが特徴のリン酸鉄リチウムイオン電池の採用しています。

ポータブル電源の種類	特徴
リン酸鉄系	・10年以上の長寿命 ・安全性が高い ・今のポータブル電源の主流
三元系	・寿命は数年程度 ・リン酸鉄系と比べると安全性が低い ・数年前のポータブル電源の主流

ACコンセントから最短2.6時間で急速充電

Solix F3000 Portable Power StationはACコンセントから最短2.6時間で急速充電が可能です。

またEV(電気自動車)用の充電スタンドにも対応しており、1.4時間で100%まで充電できます。（後日発売のEV充電アダプターが必要です。）

ハンドル&キャスターで持ち運びできる

Solix F3000 Portable Power Stationは40.5kgもあり一人で持ち上げるのは困難ですが、伸縮式のハンドルとキャスターが付いているので転がして持ち運ぶことができます。

拡張バッテリーで12288Whまで容量増加

Solix F3000 Portable Power Stationは別売りの拡張バッテリーを3台まで接続することができ、3072Whから12288Whまで容量増加することができます。

最大12台に同時給電可能

Solix F3000 Portable Power Stationは12個のポートから12台の機器に同時給電可能です。

	AC×6
	USB-A×2
	USB-C×2
	シガーソケット×1
	アンダーソン×1
	計12ポート

10年使えるポータブル電源

Solix F3000 Portable Power Stationは安全性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているだけでなく、Anker独自技術InfiniPowerにより、バッテリーだけでなく電子部品も約50000時間の長寿命化を実現しました。

100%充電状態で保管できる

60~80%の充電状態での保管を推奨しているポータブル電源が多い中、Solix F3000 Portable Power Stationは100%の満充電状態で保管可能です。

アプリで遠隔操作

Solix F3000 Portable Power StationはAnkerの専用アプリに対応しており、ポータブル電源の充電状態を確認したり遠隔操作したりできます。

5年の長期保証と無料回収サービス

Anker Japan公式オンラインストア会員を対象に、通常18ヶ月の製品保証を5年へ自動延長されます。

また、Ankerは使わなくなったポータブル電源の無料回収サービスにも対応しており、ポータブル電源購入後のアフターサービスが充実しています。

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Anker Solix F3000 Portable Power Stationのスペック

Solix F3000 Portable Power Stationのスペック一覧は以下の通りです。比較としてSolix F3000 Portable Power Stationより一回り小さい767 Portable Power Stationと一回り大きいSolix F3800 Portable Power Stationも載せています。

製品	Solix F3000 Portable Power Station	767 Portable Power Station	Solix F3800 Portable Power Station
電池の種類	リン酸鉄系	リン酸鉄系	リン酸鉄系
容量	3072Whワットアワー	2048Whワットアワー	3840Whワットアワー
AC定格出力	3000Wワット	2000Wワット	5000Wワット
サイクル寿命	4000回(80%)	3000回(80%)	3000回(80%)
AC充電時間	2.6時間(100%まで)	2時間(100%まで)	3.3時間(100%まで)
温度範囲(放電時)	-20℃~40℃	-20℃~40℃	-20℃~40℃
ソーラーパネル	対応	対応	対応
容量拡張	対応	対応	対応
自動電源切り替え	対応(20ミリ秒未満)	対応(20ミリ秒未満)	対応(20ミリ秒未満)
アプリ	対応	対応	対応
出力ポート	AC×6 USB-A×2 USB-C×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1	AC×6 USB-A×2 USB-C×3 シガーソケット×2	AC×7 USB-A×2 USB-C×3 シガーソケット×1
サイズ	66×30×38cm	53×25×40cm	39×40×70cm
体積エネルギー密度	42Wh/L	40Wh/L	36Wh/L
重さ	41.5kg	30.5kg	60kg
重量エネルギー密度	74Wh/kg	67Wh/kg	64Wh/kg
保証期間	最大5年	最大5年	最大5年
無料回収サービス	対応	対応	対応
価格	299,900円	199,900円	699,900円
容量単価	98円/Wh	98円/Wh	182円/Wh
サイクル単価	75円/回	67円/回	233円/回
発売年	2025年	2022年	2023年

Ankerの3000Wh以上クラスのポータブル電源はSolix F3800 Portable Power Stationがラインナップされていましたが、価格が約70万円となっておりポータブル電源というより家庭用蓄電池に近い製品でした。

そのため容量2048Whの767 Portable Power Stationが実質的にAnkerの最高容量のポータブル電源でしたが、容量3072WhのSolix F3000 Portable Power Stationが発売されたことで更新されました。

Solix F3000 Portable Power Stationの容量は3000Whを超えていますが容量単価は98円/Whでコスパは非常に高いです。

重さは40.5kgで一人で持ち上げると腰が壊れますが、伸縮式のハンドルとキャスターが付いているので転がして動かすことができます。

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Anker Solix F3000 Portable Power Stationと他メーカーの比較｜Jackery, Dabbsson

Solix F3000 Portable Power Stationと他の主要ポータブル電源メーカーであるJackery(ジャクリ)、Dabbsson(ダブソン)のポータブル電源と比較します。

容量の比較

製品	容量	定価	容量単価
Anker(アンカー) Solix F3000 Portable Power Station	3072Wh	299,900円	98円/Wh
Jackery(ジャクリ) 3000 New	3072Wh	359,800円	117円/Wh
Dabbsson(ダブソン) 3000L	3072Wh	287,000円	93円/Wh

Solix F3000 Portable Power Stationと競合するのは同容量のJackery 3000 NewとDabbsson 3000Lです。

価格はSolix F3000 Portable Power Stationと3000Lが30万円を切っており、3000 Newが35万円台で高めに設定されています。

定格出力の比較

製品	定格出力	定価	出力単価
Anker(アンカー) Solix F3000 Portable Power Station	3000W	299,900円	100円/W
Jackery(ジャクリ) 3000 New	3000W	359,800円	120円/W
Dabbsson(ダブソン) 3000L	3000W	287,000円	96円/W

容量は3072Whで全て同じでしたが、定格出力も3000Wで同じです。

ポート数の比較

製品	ポート数
Anker(アンカー) Solix F3000 Portable Power Station	AC×6 USB-A×2 USB-C×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 計12
Jackery(ジャクリ) 3000 New	AC×5 (内1つは3ピン) USB-A×2 USB-C×2 シガーソケット×1 計10
Dabbsson(ダブソン) 3000L	AC×7 (内1つは3ピン) USB-A×2 USB-C×2 DC×1 シガーソケット×1 計13

ポート数はSolix F3000 Portable Power Stationが12個、3000 Newが10個、3000Lが13個になっています。

特徴的なのはSolix F3000 Portable Power Stationにアンダーソン端子のポートが付いていることです。あまり使い道はないですが…

サイズの比較

製品	サイズ	容量	体積エネルギー密度
Anker(アンカー) Solix F3000 Portable Power Station	66×30×38cm	3072Wh	42Wh/L
Jackery(ジャクリ) 3000 New	42×33×31cm	3072Wh	74Wh/L
Dabbsson(ダブソン) Dabbsson 3000L	24×49×29cm	3072Wh	88Wh/L

容量、出力、ポート数は大きな違いはありませんでしたが、サイズはSolix F3000 Portable Power Stationがかなり大きいです。

3000 Newと3000Lの体積エネルギー密度が70Wh/Lを超えており、サイズのわりにコンパクトなポータブル電源となっていますが、Solix F3000 Portable Power Stationは42Wh/Lとエネルギー効率が低いと言えます。

これはSolix F3000 Portable Power Stationにハンドルやホイールが付いているためです。

重さの比較

製品	サイズ	容量	体積エネルギー密度
Anker(アンカー) Solix F3000 Portable Power Station	41.5kg	3072Wh	74Wh/kg
Jackery(ジャクリ) 3000 New	27kg	3072Wh	114Wh/kg
Dabbsson(ダブソン) Dabbsson 3000L	25.8kg	3072Wh	119Wh/kg

サイズ同様に重さもSolix F3000 Portable Power Stationが41.5kgあり、30kgを切っている3000 New・3000Lと比べて非常に重いです。

とはいえSolix F3000 Portable Power Stationにはハンドルとホイールが付いているので持ち運びには困りません。

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Anker Solix F3000 Portable Power Stationのアクセサリー

Solix F3000 Portable Power Stationとセットで購入したいアクセサリーを紹介します。

ソーラーパネル

Solix F3000 Portable Power Stationにおすすめのソーラーパネルは【アップグレード版】Solix PS400 Portable Solar Panelです。

ソーラーパネル	Solix F3000 Portable Power Station 満充電時間の目安
【アップグレード版】Solix PS400 Portable Solar Panel 定格出力400W	9.6時間

満充電時間の目安は以下の式で計算しています。
ポータブル電源の容量(Wh)÷(ソーラーパネルの出力(W)×0.8)

Ankerのソーラパネルについては以下の記事で詳しくまとめているので、ソーラーパネルの購入も考えている人はぜひチェックしてください。

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まとめ

この記事ではAnker(アンカー)の新しい大容量ポータブル電源Solix F3000 Portable Power Stationをレビューしました。

Ankerは日本でも実績があり最も信頼性の高いポータブル電源メーカーと言っても過言ではないので、Solix F3000 Portable Power Stationは3000Whクラスのポータブル電源の大本命です。

最後まで読んでいただきありがとうございました！！

ポータブル電源選びで失敗したくない人は当サイトの「後悔しないポータブル電源の選び方とおすすめメーカー」を必ず参考にしてください！