ポータブル電源にはAC(エーシー)とDC(ディーシー)という出力表記があります。
結論、ACは「交流電流という向きが変化する電流」で、DCは「直流電流という電流の向きが変化しない電流」のことです。
何のこっちゃだと思うので、ここではACは「コンセントから出てくる電流」、DCは「電池から出てくる電流・電池を充電する電流」くらいで大丈夫です。

テイクです。電池の専門家です!
- 国立大学で最先端太陽電池の研究
- 企業でリチウムイオン電池の開発
に携わっていました。
電池のことを熟知しているからこそ、ポータブル電源の特性をどこよりも詳しく解説することを心がけています。
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ACとDCの違い
最初にACとDCの基礎的な知識を解説します。
ACとDCの違いを以下の表にまとめました。


ACは交流電流
ACは”Alternating Current”の略で「交流電流」と言います。
電圧が波のように変動するため「電流の向きが変化する」という特徴があります。
ACの最大のメリットは「遠くまで送電しやすい」ことです。
遠くまで送電するためには送電中の電力ロスが少ないことが必須条件なのですが、そのためには送電中の電圧を大きくして電流をなるべく小さくする必要があります。
一方で電圧が大きすぎると、いざ家庭で使うときに電化製品が壊れてしまいます。
このような事情がある中で、実はACには「電圧を簡単に変換できる」という特性があるため、送電中は高電圧で電力ロスを抑えて、家庭に届けるときは電圧を下げるという実に都合のいい使い方ができるのです。
送電中の電力ロスは、電力ロス(W)=電流(A)2×抵抗(Ω)で表されるので、電流が大きいと電力ロスは莫大になります。
ACには周波数(1秒間の波の数)があり、関西は60Hz、関東は50Hzです。明治時代に電力を導入する際に「そうなってしまった」からであってそれ以上の理由はありません。
DCは直流電流
DCは”Direct Current”の略で「直流電流」と言います。
電圧が一定であるため電流の向きは変化しません。
DCはACのように簡単に電圧を変換することができないため、基本的に送電には向いていません。
現代社会において最も身近なDCは「スマホの充電」でしょう。
充電ではスマホ内部の電池にどんどん電流を流し込む必要があるので、ACのように電流の向きがコロコロ変わっていたら充電できません。
よって電池の充電はDCです。反対に電池から出てくる電流もDCになります。
ここで勘のいい人は以下のように思うかもしれません。
コンセントから出てくる電流はACなのに、スマホを充電できるのはなんで?
実はACとDCは互いに変換できるので、コンセントから出てくるACをDCに変換してからスマホを充電しているのです。
ACとDCは互いに変更できる
ACは「コンバータ」を使ってDCに変換することができます。
コンバータは充電器と呼ばれているような四角いアダプターの中に入っています。
コンセントから出てくるACは、コンバータによりスマホやノートPCを充電するのに最適なDCに変換されて、ライトニングやUSB-Cケーブルを通して充電されるというわけです。
ACをDCに変換する装置をコンバータ、DCをACに変換する装置をインバータと言います。
ポータブル電源のAC・DC
ポータブル電源の出力にもAC(エーシー)とDC(ディーシー)があります。
AC出力ポートはいわゆるコンセントプラグの形状をしたポートで、幅広い用途で使えるので複数ポート搭載されていることが多いです。
DC出力ポートは様々な形状のものがあり、代表的なのはUSB-A出力ポート、USB-C出力ポート、シガーソケットです。
個人的にはACポートが4つ以上あると、家族キャンプなんかでも複数のスマホを同時に充電したり、電化製品を動かしたりできるので便利かなと思います。
まとめ


この記事ではポータブル電源のACとDCの違いを解説しました
ACは「コンセントから出てくる電流」、DCは「電池から出てくる電流・電池を充電する電流」くらいの理解で大丈夫です。
ポータブル電源を選ぶときにはACポートが4つ以上あると何かと便利なのでおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!