ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いを解説|どっちがおすすめ?

「ポータブル電源とモバイルバッテリーって何が違うんだ」という人に向けて、電池の専門家である私がポータブル電源とモバイルバッテリーの違いと選び方を解説します。

この記事の要点
  • ポータブル電源は家庭用コンセントで電化製品を駆動、モバイルバッテリーはスマホの充電
  • 目的に応じてポータブル電源とモバイルバッテリーを使い分けよう
この記事を書いた人

テイクです。電池の専門家です!

  • 国立大学で最先端太陽電池の研究
  • 企業でリチウムイオン電池の開発

に携わっていました。
電池のことを熟知しているからこそ、ポータブル電源の特性をどこよりも詳しく解説することを心がけています。

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目次

結論:ポータブル電源は電化製品を駆動、モバイルバッテリーはスマホの充電用

結論から言うと、ポータブル電源とモバイルバッテリーは用途がまったく異なります。

どちらも「持ち運べる電源」という点では共通していますが、役割は別物です。
モバイルバッテリーはスマートフォンやイヤホンなど、小型デバイスの充電に特化した電源。一方、ポータブル電源は冷蔵庫や電子レンジ、電気毛布といった家庭用電化製品を動かすことを前提とした電源です。

このように想定されている使い道が根本的に違うため、出力・容量・搭載機能などの設計思想も大きく異なります。
その結果、モバイルバッテリーとポータブル電源には、以下のような機能の違いがあります。

モバイルバッテリーポータブル電源
目的スマホの充電電化製品全般を駆動
容量(目安)100Wh未満100Wh以上
出力(目安)数十ワット数百~数千ワット
ポートUSB-C, USB-AなどAC, USB-C, USB-Aなど
重さ数百グラム数~数十キログラム

ポータブル電源は、スマートフォンと比べて消費電力の大きい電化製品を動かすことを前提としているため、モバイルバッテリーよりも容量・出力ともに大きく設計されています。

また、家電製品を直接接続して使用できるよう、ACポート(家庭用コンセント)を搭載しているのも大きな特徴です。これにより、冷蔵庫や電子レンジ、電気毛布など、幅広い電化製品を使用することができます。

その一方で、ポータブル電源は容量・出力・ポート数が多い分、本体サイズが大きく重量も重くなりがちです。
携帯性よりも「使える電力の大きさ」を重視した電源である点が、モバイルバッテリーとの決定的な違いと言えるでしょう。

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ポータブル電源とモバイルバッテリーに明確な区別はない

ここまでポータブル電源とモバイルバッテリーの違いを説明してきましたが、実はこの2つに明確な定義や境界線は存在しません。

たとえば「容量が○○Wh以上ならポータブル電源」「○○Wh以下ならモバイルバッテリー」や、「ACポートがあればポータブル電源、なければモバイルバッテリー」といった明確な基準は定められていないのが実情です。
つまり、先ほど示した比較表はあくまで目安にすぎません。

実例を挙げると、Jackeryが展開する最小クラスのポータブル電源Jackery Explorer 100 Plusは、容量が99.2Wh(約31,000mAh)です。一方、Ankerが展開する最大クラスのモバイルバッテリーAnker Prime Power Bankは、容量が27,650mAh。
容量だけを見れば、両者はほぼ同等であり、この間に「ここからがポータブル電源、ここまでがモバイルバッテリー」といった明確な境界線は見当たりません。

極端な言い方をすれば、現状はメーカーがどう名乗るかで決まっている側面が強いとも言えます。

個人的な感覚ですが、「据え置きやすそうな形状のものはポータブル電源と呼ばれやすい」という傾向はあるように感じます。

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この場合どっちがおすすめ?【ポータブル電源とモバイルバッテリー】

ポータブル電源とモバイルバッテリーに関して、用途に応じてどっちが適しているかいくつか例を考えました。

  • スマホの予備バッテリーとして
  • キャンプ・アウトドアの電源として
  • 災害時などの非常用電源として

スマホの予備バッテリーとして

モバイルバッテリーポータブル電源

毎日持ち運ぶスマートフォンの予備電源としては、軽量でコンパクトなモバイルバッテリーが最適です。バッグやポケットに入れても負担にならず、日常使いに向いています。

一方で、ポータブル電源を毎日持ち歩くのは現実的ではありません。
サイズや重量を考えると、通勤・通学や外出時に携帯するには負担が大きすぎます。

超小型のポータブル電源であれば持ち運び自体は不可能ではありませんが、そこまでしてポータブル電源を携帯するメリットはほとんどありません。
スマートフォンの充電が目的であれば、モバイルバッテリーで十分に役割を果たします。

キャンプ・アウトドアの電源として

モバイルバッテリーポータブル電源

キャンプやアウトドアで使う電源は、何をするかによって最適な選択が変わります。
用途によっては、モバイルバッテリーでもポータブル電源でも対応可能です。

スマートフォンの充電や、USB充電に対応したランタン・LEDライトの予備電源程度であれば、モバイルバッテリーで十分でしょう。軽量で持ち運びやすく、荷物を減らしたいアウトドアシーンとも相性が良いです。

一方で、電気毛布や小型冷蔵庫、調理家電など、小型とはいえ電化製品を使いたい場合は、モバイルバッテリーでは力不足になります。
その場合は、ある程度の容量と出力を備えたポータブル電源を選ぶことで、快適さと安心感が大きく向上します。

アウトドア用途では、

  • 軽さ・手軽さ重視ならモバイルバッテリー
  • 快適性・使える機器の幅を重視するならポータブル電源

このように目的に合わせて選ぶのがポイントです。

災害時などの非常用電源として

モバイルバッテリーポータブル電源

災害時などの非常用電源を考えると、基本的には容量が大きいほど安心感は高くなります。
停電が長引いた場合でも、使える電力量に余裕があれば、生活の不便さを大きく減らすことができます。

その中でも、1000Wh前後のポータブル電源は、容量・価格・サイズのバランスが非常に良いクラスです。スマートフォンや照明はもちろん、小型冷蔵庫や電気毛布などもある程度の時間使用でき、「最低限の生活+α」をカバーできる容量と言えます。

これ以上の大容量モデルになると安心感は増す一方で、価格や重量も一気に上がります。そのため、初めて防災用としてポータブル電源を導入する場合は、1000Wh程度をひとつの目安に考えるのが現実的でしょう。

さらに安心感を求めるなら、2000Whや3000Whのポータブル電源もありです。

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DELTA 3にはDELTA 3 Plusという少しだけ性能がいいモデルもあります。DELTA 3とDELTA 3 Plusの違いについても解説しているので要チェックです。

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まとめ

この記事ではポータブル電源とモバイルバッテリーの違いを解説しました。

モバイルバッテリーは「スマホの充電に特化」、ポータブル電源は「電化製品全般を駆動」というように使い道がまったく違います。

個人的には日常使い用にモバイルバッテリー、非常用にポータブル電源の両方持っておくのがおすすめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ポータブル電源選びで失敗したくない人は当サイトの「後悔しないポータブル電源の選び方とおすすめメーカー」を必ず参考にしてください!

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