DJI(ディージェーアイ)といえばドローンやアクションカメラを開発するメーカーですが、最近はポータブル電源にも力を入れています。
この記事では、DJIの1000Whクラスポータブル電源Power 1000 V2、Power 1000 Mini、Power 1000の違いを比較して解説します。
テイクです。電池の専門家です!
- 国立大学で最先端太陽電池の研究
- 企業でリチウムイオン電池の開発
に携わっていました。
電池のことを熟知しているからこそ、ポータブル電源の特性をどこよりも詳しく解説することを心がけています。
【要点】Power 1000 V2・Power 1000 Mini・Power 1000の違い
Power 1000 V2、Power 1000 Mini、Power 1000の比較表を作りました。
Power 1000 V2・Power 1000 Mini・Power 1000の違い
| 項目 | Power 1000 V2![]() ![]() | Power 1000 Mini![]() ![]() | Power 1000![]() ![]() |
|---|---|---|---|
| 容量 | 1024Wh | 1008Wh | 1024Wh |
| 出力 | 2600W | 1000W | 2000W |
| サイクル | 4000回で初期容量の80% | 4000回で初期容量の70% | |
| サイズ | 45cm*23cm*23cm | 31cm*21cm*22cm | 45cm*23cm*23cm |
| 重さ | 14.2kg | 11.5kg | 13kg |
| 出力ポート | AC×4 USB-C×2 USB-A×1 SDC×1 SDC Lite×1 | AC×2 USB-C×2 USB-A×1 SDC×1 SDC Lite×1 | AC×2 USB-C×2 USB-A×2 SDC×1 SDC Lite×1 |
| UPS | 10ミリ秒未満で切り替え | 10ミリ秒未満で切り替え | 20ミリ秒未満で切り替え |
| 容量拡張 | 可能 | 不可 | 可能 |
| 定価 | 143,000円 | 53,460円 | 114,400円 |
Power 1000はDJIが初めて発売したポータブル電源で、その後、次世代モデルとして「Power 1000 V2」と「Power 1000 Mini」の2種類へと派生しました。
Power 1000 V2は、容量・出力・サイズはPower 1000とほぼ同等ですが、ポート数の増加やUPSの切り替え速度向上など、細かな性能が順当にアップデートされています。
一方のPower 1000 Miniは、出力やポート数を抑えることで、小型・軽量化を重視したモデルです。携帯性を優先したい人向けのラインナップと言えるでしょう。
- Power 1000 V2:最新のハイエンドモデル
- Powe 1000 Mini;携帯性と収納性を優先した小型・軽量モデル
- Power 1000:旧モデル
【詳しく】Power 1000 V2・Power 1000 Mini・Power 1000の比較
Power 1000 V2、Power 1000 Mini、Power 1000を以下の項目で詳しく比較していきます。
容量の比較
Power 1000 V2とPower 1000の容量は1024Wh、Power 1000 Miniの容量は1008Whとなっています。
スマートフォンやノートPCはもちろん、家電製品の使用や防災用途にも対応できる、バランスの取れた容量クラスと言えるでしょう。
| 容量クラス | イメージ |
|---|---|
| 3000Whクラス | 本格的な防災・停電対策として安心感重視。 |
| 2000Whクラス | 防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさも意識。 |
| 1000Whクラス | 防災・停電対策からキャンプ・車中泊でも使用。 |
| 700Whクラス | 最低限の防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさを重視。 |
| 300Whクラス | 1~2人の最低限の防災・停電対策からちょっとしたアウトドア用電源。 |
出力の比較
Power 1000 V2は2600Wを安定して出力可能で、Power 1000の2000Wよりも高出力になっています。
一方でPower 1000 Miniの出力は1000Wであり、電子レンジや電気ケトルなど消費電力が大きい電化製品は動かせなかったり、パワーが出なかったりするので注意です。
| 電化製品 | 消費電力 | 使用時間 | 消費容量 |
|---|---|---|---|
| 通年使用する電化製品 | |||
| LED照明 | 10W | 12時間 | 120Wh |
| 冷蔵庫 | 50W | 24時間 | 1200Wh |
| 電子レンジ | 950W | 2分 | 32Wh |
| 電気ケトル | 1200W | 2分 | 40Wh |
| 洗濯機 | 650W | 30分 | 325Wh |
| スマホの充電 | 15W | 1時間 | 15Wh |
| 夏場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(冷房) | 580W | 12時間 | 6960Wh |
| 扇風機 | 30W | 12時間 | 360Wh |
| 冬場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(暖房) | 660W | 12時間 | 7920Wh |
| こたつ | 200W | 12時間 | 2400Wh |
| 電気毛布 | 50W | 12時間 | 600Wh |
サイクル数(寿命)の比較
Power 1000 V2、Power 1000 Mini、Power 1000はいずれもサイクル数は4000回とされていますが、サイクル寿命の定義には違いがあります。
Power 1000は、4000回の充放電サイクル後に初期容量の70%を維持する設計です。一方Power 1000 V2とPower 1000 Miniは、同じく4000回のサイクル後に初期容量の80%を維持する仕様となっています。
最新のPower 1000 V2とPower 1000 Miniの方がPower 1000より寿命が長いのでおすすめです。
サイズ・重さの比較
Power 1000 V2とPower 1000は45cm(幅)×23cm(奥行)×23cm(高さ)、Power 1000 Miniは31cm(幅)×21cm(奥行)×22cm(高さ)となっており、Power 1000 Miniは幅が約14cm短くなり、収納性が向上しています。
また、重さもPower 1000 Miniが最も軽く、携帯性も高いポータブル電源と言えます、
出力ポートの比較
Power 1000 V2はAC出力ポートが4つあり、最も使い勝手がいいです。(Power 1000 MiniとPower 1000は2つ)
どのポータブル電源もSDCポートを搭載しており、対応するケーブルでDJIドローンのバッテリーを約30分で超急速充電したり、別売アクセサリーで高速な給電や容量拡張を行ったりできる、高い拡張性を備えたポートになっています。
UPSの比較
Power 1000 V2とPower 1000 MiniのUPSは10ミリ秒以内となっており、Power 1000の20ミリ秒より向上しています。
容量拡張性の比較
Power 1000 V2とPower 1000は拡張バッテリーによる容量拡張に対応しています。Power Expansion Battery 2000を最大5台まで接続することで、最大11264Whまで容量を増やすことができます。
Power 1000/Power 1000 V2の容量拡張性
| 容量 | 構成 |
|---|---|
| 1024Wh | Power 1000/Power 1000 V2 |
| 3072Wh | Power 1000/Power 1000 V2+Power Expansion Battery 2000×1 |
| 5120Wh | Power 1000/Power 1000 V2+Power Expansion Battery 2000×2 |
| 7168Wh | Power 1000/Power 1000 V2+Power Expansion Battery 2000×3 |
| 11264Wh | Power 1000/Power 1000 V2+Power Expansion Battery 2000×4 |
【データ】Power 1000 V2・Power 1000 Mini・Power 1000のスペック一覧
Power 1000 V2、Power 1000 Mini、Power 1000のスペックを以下にまとめました。
Power 1000 V2・Power 1000 Mini・Power 1000のスペック一覧
| 項目 | Power 1000 V2![]() ![]() | Power 1000 Mini![]() ![]() | Power 1000![]() ![]() |
|---|---|---|---|
| 容量 | 1024Wh | 1008Wh | 1024Wh |
| 出力 | 2600W | 1000W | 2000W |
| 電池の種類 | リン酸鉄系リチウムイオン電池 | ||
| サイクル | 4000回で初期容量の80% | 4000回で初期容量の70% | |
| サイズ | 45cm*23cm*23cm | 31cm*21cm*22cm | 45cm*23cm*23cm |
| 重さ | 14.2kg | 11.5kg | 13kg |
| 充電方法 | AC充電(100%まで56分) SDC充電 USB-C充電 ソーラー充電 シガーソケット充電 | AC充電(100%まで75分) SDC充電 ソーラー充電 シガーソケット充電 | AC充電(100%まで70分) SDC充電 USB-C充電 ソーラー充電 シガーソケット充電 |
| 出力ポート | AC×4 USB-C×2 USB-A×1 SDC×1 SDC Lite×1 | AC×2 USB-C×2 USB-A×1 SDC×1 SDC Lite×1 | AC×2 USB-C×2 USB-A×2 SDC×1 SDC Lite×1 |
| 充電温度 | -10℃~45℃ | -10℃~45℃ | 0℃~45℃ |
| 放電温度 | -10℃~45℃ | 0℃~45℃ | -10℃~45℃ |
| 動作音 | 26dB以下 | 記載なし | 23dB以下 |
| UPS | 10ミリ秒未満で切り替え | 10ミリ秒未満で切り替え | 20ミリ秒未満で切り替え |
| アプリコントロール | 可能 | ||
| 容量拡張 | 可能 | 不可 | 可能 |
| 防塵防水性 | なし | ||
| 製品保証期間 | 最大5年 | ||
| 無料回収サービス | 対応 | ||
| 発売年 | 2025年 | 2026年 | 2024年 |
まとめ


最後まで読んでいただきありがとうございました!

















