Ecoflow(エコフロー)から1000Whクラスの新しいポータブル電源DELTA 3 Classic(デルタ 3 クラシック)が発売されました。
ベースとなっているDELTA 3とぱっと見違いが分からないので、この記事ではDELTA 3 ClassicとDELTA 3のスペックを比較して違いを解説していきます。
テイクです。電池の専門家です!
- 国立大学で最先端太陽電池の研究
- 企業でリチウムイオン電池の開発
に携わっていました。
電池のことを熟知しているからこそ、ポータブル電源の特性をどこよりも詳しく解説することを心がけています。
【要点】DELTA 3 ClassicとDELTA 3の違い
DELTA 3 ClassicとDELTA 3の比較表を作りました。
| 製品 | DELTA 3 Classic![]() ![]() | DELTA 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 1024Wh | |
| 定格出力/最大出力 | 1500W/3000W | |
| サイズ | 40cm*20cm*28cm | |
| 重さ | 12.1kg | 12.5kg |
| サイクル数(寿命) | 4000回で初期容量の70% | 4000回で初期容量の80% |
| 出力ポート数 | AC×3 USB-C×2 USB-A×1 | AC×6 USB-C×2 USB-A×2 DC5521×2 シガーソケット×1 |
| 定価 | 109,700円 | 139,700円 |
DELTA 3 ClassicとDELTA 3は容量・出力・サイクル寿命といった電源としての性能と、サイズ・重さといった収納性や携帯性はほとんど同じですが、出力ポート数が大きく違います。
DELTA 3はAC出力(家庭用コンセント)6ポートを含む計13ポートある一方で、DELTA 3 ClassicはAC出力3ポートとUSB出力3ポートの計6ポートと半分以下の出力ポート数になっています。
出力ポート数が減っている分、DELTA 3の139,700円から3万円安くなり109,700円になりました。
DELTA 3 Classicはポート数を減らして価格が安くなったエントリーモデル。
【詳しく】DELTA 3 ClassicとDELTA 3の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3を以下の項目で詳しく比較していきます。
見た目の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3は、外観デザインに大きな違いはなく、一見するとほぼ同じモデルに見えるほど共通点が多いです。どちらもポータブル電源の短手方向を正面としたレイアウトを採用しており、正面にはAC出力やUSBポートなどの各種出力ポートと、使用状況をひと目で確認できるディスプレイがまとめて配置されています。
また、天面には本体一体型のハンドルを備えており、必要なときにさっと持ち上げて移動できる設計です。サイズ感の割に持ち運びやすく、室内での移動や車への積み下ろしといったシーンでも扱いやすい点は、両モデル共通の魅力と言えるでしょう。
本体カラーの比較
本体カラーについては、DELTA 3 Classicがグレーとシルバーの2色展開となっているのに対し、DELTA 3はグレーのみのラインアップとなっています。
また、DELTA 3の上位モデルとしてDELTA 3 Plusがありますが、こちらはシルバー1色のボディカラーで展開されています。
まとめると以下のようなカラー展開になります。
| グレー | DELTA 3 Classic![]() ![]() | DELTA 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| シルバー | DELTA 3 Classic![]() ![]() | DELTA 3 Plus![]() ![]() |
容量の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3の容量は1024Wh(51.2V-20Ah)で、一般的な1000Whクラスのポータブル電源と同じ仕様です。
スマートフォンやノートPCはもちろん、家電製品の使用や防災用途にも対応できる、バランスの取れた容量クラスと言えるでしょう。
| 容量クラス | イメージ |
|---|---|
| 3000Whクラス | 本格的な防災・停電対策として安心感重視。 |
| 2000Whクラス | 防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさも意識。 |
| 1000Whクラス | 防災・停電対策からキャンプ・車中泊でも使用。 |
| 700Whクラス | 最低限の防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさを重視。 |
| 300Whクラス | 1~2人の最低限の防災・停電対策からちょっとしたアウトドア用電源。 |
出力の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3はいずれも定格出力1500W、瞬間最大出力3000Wを備えています。
さらに、EcoFlow独自のX-Boost機能を有効にすることで、最大2000Wクラスの電化製品まで安定して使用可能です。
この高出力設計により、電気ケトルや電子レンジといった消費電力の大きい家電も無理なく動作します。日常使いはもちろん、停電時や非常時にも頼れる出力性能と言えるでしょう。
以下に電化製品の消費電力と使用時間と消費容量の関係をまとめたので参考にしてください。
| 電化製品 | 消費電力 | 使用時間 | 消費容量 |
|---|---|---|---|
| 通年使用する電化製品 | |||
| LED照明 | 10W | 12時間 | 120Wh |
| 冷蔵庫 | 50W | 24時間 | 1200Wh |
| 電子レンジ | 950W | 2分 | 32Wh |
| 電気ケトル | 1200W | 2分 | 40Wh |
| 洗濯機 | 650W | 30分 | 325Wh |
| スマホの充電 | 15W | 1時間 | 15Wh |
| 夏場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(冷房) | 580W | 12時間 | 6960Wh |
| 扇風機 | 30W | 12時間 | 360Wh |
| 冬場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(暖房) | 660W | 12時間 | 7920Wh |
| こたつ | 200W | 12時間 | 2400Wh |
| 電気毛布 | 50W | 12時間 | 600Wh |
サイズ・重さの比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3のサイズはどちらも40cm(奥行)×20cm(幅)×28cm(高さ)で同じです。(ディスプレイがある面を正面と見た場合)
重さはDELTA 3 Classicが12.1kg、DELTA 3が12.5kgとなっており、両モデルの差はわずか0.4kgです。
実際の使用感に大きな違いはなく、持ち運びや取り回しの面で気にするほどの差ではないと思います。
サイズも重さも500mLのペットボトルが24本入ったダンボールに近いです。
サイクル数(寿命)の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3はいずれもサイクル数は4000回とされていますが、サイクル寿命の定義には違いがあります。
DELTA 3 Classicは、4000回の充放電サイクル後に初期容量の70%を維持する設計です。一方でDELTA 3は、同じく4000回のサイクル後に初期容量の80%を維持する仕様となっています。
この違いから、長期的な容量の持ちを重視するのであればDELTA 3の方がより優秀なサイクル寿命を持っていると言えるでしょう。
出力ポート数の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3の最大の違いが出力ポート数です。
DELTA 3は、AC出力(家庭用コンセント)を6ポート含む合計13ポートという豊富な出力構成になっています。これに対してDELTA 3 Classicは、AC出力3ポート+USB出力3ポートの合計6ポートと、DELTA 3の半分以下の出力ポート数です。
ポート数の差は、同時に複数の機器を接続したいときにそのまま効いてきます。たとえば、
- DELTA 3なら家族分のスマホ充電+ノートPC+小型家電+冷蔵庫など
- DELTA 3 Classicなら必須機器を絞って同時接続する
といった使い方が想定されます。
電池の種類の比較
DELTA 3 ClassicとDELTA 3はどちらもリン酸鉄系リチウムイオン電池(LFP)が搭載されています。LFPは安全性が高く、寿命も長い最新のリチウムイオン電池です。
DELTA 3 ClassicとDELTA 3は容量が同じですが、各製品の紹介ページを見るとおそらく内部の電池の本数が違います。1024Wh(51.2V-20Ah)というスペック容量から計算すると、DELTA 3は20AhのLFPが16本直列で繋がれたバッテリー構成になっているのに対し、DELTA 3 Classicは6.7AhのLFPが16本直列×3並列のバッテリー構成になっていると考えられます。この違いがサイクル寿命の違いになっていると考えるのが妥当です。
【結論】DELTA 3 ClassicとDELTA 3はどっちがおすすめ?
どちらを選んでも性能面では大きな差がなく、日常使い・防災・アウトドア用途として十分なポータブル電源です。ただ細かいポイントで比較すると、こんな基準で選ぶのがおすすめです。
- シンプルに価格重視・コスパを重視したい
- 出力ポートは少なくても問題ない(同時に多くの電化製品を使わない)
- 容量・出力・機能は必要十分でOK
DELTA 3 Classicは基本性能がしっかりしており、1000Whクラスのポータブル電源として十分高いスペックです。電気ケトルや電子レンジなどの高出力家電にも対応できますし、日常使い・防災用途ともに安心して使えます。
- 出力ポートがたくさん欲しい(同時に多くの電化製品を使う可能性がある)
- 長期的な寿命(劣化しにくさ)を重視したい
- できるだけハイスペック希望
DELTA 3は出力ポートが多く、サイクル寿命もDELTA 3 Classicと比べると長いため、コスパよりもハイスペックを重視する人におすすめです。
【データ】DELTA 3 ClassicとDELTA 3のスペック一覧
DELTA 3 ClassicとDELTA 3のスペックを以下にまとめました。
| 項目 | DELTA 3 Classic![]() ![]() | DELTA 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 1024Wh(51.2V-20Ah) | |
| 定格出力/最大出力 | 1500W/3000W | |
| 電池 | リン酸鉄系リチウムイオン電池 | |
| サイクル | 4000回で初期容量の70% | 4000回で初期容量の80% |
| サイズ | 40cm*20cm*28cm | |
| 重さ | 12.1kg | 12.5kg |
| 充電方法 | AC充電(最短60分) ソーラー充電 走行充電 シガーソケット充電 | AC充電(最短58分) ソーラー充電 走行充電 シガーソケット充電 |
| 出力ポート | AC×3 USB-C×2 USB-A×1 | AC×6 USB-C×2 USB-A×2 DC5521×2 シガーソケット×1 |
| 充電温度 | 0℃~45℃ | |
| 放電温度 | -10℃~45℃ | |
| 動作音 | 600W未満の動作で30dB未満 | |
| UPS | 10ミリ秒未満で切り替え | |
| アプリコントロール | 可能 | |
| 容量拡張 | 不可 | ~5kWh |
| 防塵防水性 | なし | IP65(バッテリーパック) |
| 製品保証期間 | 最大5年 | |
| 無料回収サービス | 対応 | |
| 発売年 | 2025年 | 2024年 |
【まとめ】DELTA 3 Classicはエントリーモデルにピッタリ


この記事では、新たに発売されたDELTA 3 Classicと従来モデルDELTA 3の違いを解説しました。
DELTA 3 ClassicはDELTA 3と基本性能はほとんど同じですが、出力ポート数を減らして価格を抑えたモデルです。シンプルに価格とコスパを重視したい人におすすめです。
| 製品 | DELTA 3 Classic![]() ![]() | DELTA 3![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 1024Wh | |
| 定格出力/最大出力 | 1500W/3000W | |
| サイズ | 40cm*20cm*28cm | |
| 重さ | 12.1kg | 12.5kg |
| サイクル数(寿命) | 4000回で初期容量の70% | 4000回で初期容量の80% |
| 出力ポート数 | AC×3 USB-C×2 USB-A×1 | AC×6 USB-C×2 USB-A×2 DC5521×2 シガーソケット×1 |
| 定価 | 109,700円 | 139,700円 |
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
















