Ecoflow(エコフロー)から3000Whクラスの最新ポータブル電源DELTA 3 Ultra(デルタ 3 ウルトラ)とDELTA 3 Ultra Plus(デルタ 3 ウルトラ プラス)が同時に発売されました。
この記事ではDELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusの違いを解説していきます。
テイクです。電池の専門家です!
- 国立大学で最先端太陽電池の研究
- 企業でリチウムイオン電池の開発
に携わっていました。
電池のことを熟知しているからこそ、ポータブル電源の特性をどこよりも詳しく解説することを心がけています。
【要点】DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusの違い
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusの比較表を作りました。
DELTA 3 PlusとDELTA 3 Ultra Plusの比較表
| 製品 | DELTA 3 Ultra![]() ![]() | DELTA 3 Ultra Plus![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 3072Wh | |
| 定格出力/最大出力 | 3000W/7200W | |
| 本体カラー | ブラック | シルバー |
| サイズ | 63cm*33cm*40cm | 61cm*33cm*40cm |
| 重さ | 32.7kg | 33.7kg |
| 容量拡張性 | 非対応 | ~11264Wh |
| AC分割制御 | 非対応 | 対応 |
| 定価 | 349,800円 | 369,800円 |
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusはいずれも容量3072Wh、定格出力3000Wを誇るEcoFlowの大型ポータブル電源です。本体重量は30kgを超えますが、キャスター付き設計のため、同クラスの製品としては移動しやすく、屋内外での取り回しもそこまで難しくありません。
両モデルの大きな違いは拡張性にあります。DELTA 3 Ultra Plusは拡張バッテリーに対応しており、最大11264Whまで容量を増設可能です。これは一般的なポータブル電源の枠を超えており、家庭用蓄電池に迫るレベルの電力量と言えます。
そのため、DELTA 3 Ultraは「大容量ポータブル電源」、DELTA 3 Ultra Plusは「可搬型の家庭用バックアップ電源」としての色合いがより強いモデルです。
DELTA 3 Ultra Plusはポータブル電源の枠を超えて家庭用蓄電池レベルでも使える。
【詳しく】DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusの比較
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusを以下の項目で詳しく比較していきます。
本体カラーの比較
DELTA 3 Ultraはブラック基調の本体カラーであるのに対して、DELTA 3 Ultra Plusはシルバー基調の本体カラーになっています。
容量の比較
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusの容量は1072Wh(51.2V-60Ah)で、一般的な3000Whクラスのポータブル電源と同じ仕様です。
3000Whクラスまで来ると30kgを超えてくるので流石に気軽に持ち運ぶのはしんどいですが、本格的な防災・停電対策として安心感のある容量です。
| 容量クラス | イメージ |
|---|---|
| 3000Whクラス | 本格的な防災・停電対策として安心感重視。 |
| 2000Whクラス | 防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさも意識。 |
| 1000Whクラス | 防災・停電対策からキャンプ・車中泊でも使用。 |
| 700Whクラス | 最低限の防災・停電対策しつつ収納性と持ち運びやすさを重視。 |
| 300Whクラス | 1~2人の最低限の防災・停電対策からちょっとしたアウトドア用電源。 |
出力の比較
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusはいずれも定格出力3000W、瞬間最大出力7200Wを備えています。
定格出力3000Wクラスになると、電子レンジ・電気ケトル・炊飯器・エアコンなどの消費電力が大きい家電を同時に使えるレベルです。瞬間最大出力も7200Wあれば余裕。
以下に電化製品の消費電力と使用時間と消費容量の関係をまとめたので参考にしてください。
| 電化製品 | 消費電力 | 使用時間 | 消費容量 |
|---|---|---|---|
| 通年使用する電化製品 | |||
| LED照明 | 10W | 12時間 | 120Wh |
| 冷蔵庫 | 50W | 24時間 | 1200Wh |
| 電子レンジ | 950W | 2分 | 32Wh |
| 電気ケトル | 1200W | 2分 | 40Wh |
| 洗濯機 | 650W | 30分 | 325Wh |
| スマホの充電 | 15W | 1時間 | 15Wh |
| 夏場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(冷房) | 580W | 12時間 | 6960Wh |
| 扇風機 | 30W | 12時間 | 360Wh |
| 冬場に使用する電化製品 | |||
| エアコン(暖房) | 660W | 12時間 | 7920Wh |
| こたつ | 200W | 12時間 | 2400Wh |
| 電気毛布 | 50W | 12時間 | 600Wh |
サイズ・重さを比較
DELTA 3 Ultraは61cm(奥行)×33cm(幅)×40cm(高さ)、DELTA 3 Ultra Plusは63cm(奥行)×33cm(幅)×40cm(高さ)となっており、DELTA 3 Ultra Plusの方が2cmだけ奥行きが長いです。(ディスプレイがある面を正面と見た場合)
重さはDELTA 3 Ultraが32.7kg、DELTA 3 Ultra Pluが33.7kgで、差はわずか1kgです。どちらも30kg台の大型ポータブル電源であり、このクラスでは1kgの差は体感できないレベルなので、重量面でも両モデルはほぼ同等と考えて問題ないでしょう。
容量拡張性を比較
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusの分かりやすい違いが容量拡張性。DELTA 3 Ultraは容量拡張に対応していませんが、DELTA 3 Ultra Plusは最大11264Whまでの容量拡張に対応しています。
DELTA 3 Ultra Plusに対応している拡張バッテリーはDELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリーです。名前がややこしいので気をつけてください。
DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリーを複数台繋ぐことで3072Whから11264Whまで拡張できます。以下に容量と接続台数をまとめています。
DELTA 3 Ultra Plusの容量拡張性
| 容量 | 構成 |
|---|---|
| 3072Wh | DELTA 3 Ultra Plus |
| 5120Wh | DELTA 3 Ultra Plus+DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリー×1 |
| 7168Wh | DELTA 3 Ultra Plus+DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリー×2 |
| 9216Wh | DELTA 3 Ultra Plus+DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリー×3 |
| 11264Wh | DELTA 3 Ultra Plus+DELTA 3 Max Plus専用エクストラバッテリー×4 |
AC分割制御を比較
DELTA 3 Ultra Plusは業界初となるAC分割制御に対応しています。本体の4つのAC出力を2系統に分けて個別にオン/オフ制御できるのが大きな特徴です。
これにより、ケーブルを抜き差しすることなく「エアコンと冷蔵庫はオンのまま、照明だけオフ」といった使い分けが可能になりました。
【結論】DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusはどっちがおすすめ?
結論から言うと、一般的な防災用途や大型ポータブル電源として使うならDELTA 3 Ultraで十分です。容量・出力・基本性能はDELTA 3 Ultra Plusとほぼ同じで、価格を抑えつつ3000Whクラスの安心感を得られます。
一方で、家庭用蓄電池に近い使い方をしたい人にはDELTA 3 Ultra Plusがおすすめです。拡張バッテリーによる最大11kWhまでの容量拡張に対応している点や、業界初のAC分割制御により電力を系統ごとに管理できる点は、DELTA 3 Ultraにはない大きな強みです。
- DELTA 3 Ultra:非常時の備えとしての大容量ポータブル電源
- DELTA 3 Ultra Plus:停電時も含めて家庭の電力を本格的に管理したい
【データ】DELTA 3 ClassicとDELTA 3のスペック一覧
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusのスペックを以下にまとめました。
DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusのスペック一覧
| 項目 | DELTA 3 Ultra![]() ![]() | DELTA 3 Ultra Plus![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 3072Wh(51.2V-60Ah) | |
| 定格出力/最大出力 | 3000W/7200W | |
| 電池の種類 | リン酸鉄系リチウムイオン電池 | |
| サイクル | 10年で初期容量の70% | 10年で初期容量の70% |
| サイズ | 63cm*33cm*40cm | 61cm*33cm*40cm |
| 重さ | 32.7kg | 33.7kg |
| 充電方法 | AC充電(最短2.6時間) ソーラー充電(800W-4.8時間) 走行充電(720W-5時間) | AC充電(最短2.6時間) ソーラー充電(1600W-2.4時間) 走行充電(1000W-3.1時間) |
| 出力ポート | AC×4 USB-C×3 USB-A×1 L6-30×1 シガーソケット×1 | AC×4 USB-C×3 USB-A×1 L6-30×1 シガーソケット×1 |
| 充電温度 | 0℃~45℃ | |
| 放電温度 | -10℃~45℃ | |
| 動作音 | 600W未満の動作で3025 | |
| UPS | 10ミリ秒未満で切り替え | |
| アプリコントロール | 可能 | |
| 容量拡張 | 不可 | ~11264Wh |
| 防塵防水性 | 記載なし | 記載なし |
| 製品保証期間 | 最大5年 | |
| 無料回収サービス | 対応 | |
| 発売年 | 2025年 | 2024年 |
まとめ


この記事ではEcoflowのポータブル電源DELTA 3 UltraとDELTA 3 Ultra Plusを比較レビューしました。
どちらも容量3072Whの大容量を備えた大型ポータブル電源で、防災用途や停電対策として十分な性能を持っています。なかでもDELTA 3 Ultra Plusは最大11264Whまでの容量拡張に対応しており、ポータブル電源の枠を超えて家庭用蓄電池に近い使い方ができる点が大きな特徴です。
基本的な防災対策や非常用電源としてであれば、DELTA 3 Ultraで性能的に不足を感じることはほとんどありません。一方で、将来的に拡張バッテリーを追加して容量を増やす可能性がある場合や、より本格的な停電対策を考えている場合は、DELTA 3 Ultra Plusも選択肢に入れる価値があります。
用途と将来の使い方をイメージしながら選ぶのがおすすめです。
DELTA 3 PlusとDELTA 3 Ultra Plusの比較表
| 製品 | DELTA 3 Ultra![]() ![]() | DELTA 3 Ultra Plus![]() ![]() |
|---|---|---|
| 容量 | 3072Wh | |
| 定格出力/最大出力 | 3000W/7200W | |
| 本体カラー | ブラック | シルバー |
| サイズ | 63cm*33cm*40cm | 61cm*33cm*40cm |
| 重さ | 32.7kg | 33.7kg |
| 容量拡張性 | 非対応 | ~11264Wh |
| AC分割制御 | 非対応 | 対応 |
| 定価 | 349,800円 | 369,800円 |
最後まで読んでいただきありがとうございました!














